【メバリング】釣果+αの上積みを求めて新境地へ!!
スムーズに状況を把握するために…
●レンジの絞り込み…ジグヘッド単体でメバルのいるレンジを効率よく特定するには、水深4~5㍍までのポイントが理想といえる。それ以上の深場では狙い目を絞るのに時間がかかり過ぎる。
考え方としては表層、宙層、底層といった具合に水深を3分割にして考えればOK。特に潮位差が大きいエリアなどでは刻々と状況がかわるため、スピーディーな状況把握が求められる。細分化するほど整理がつかなくなり、効率がわるくなることもあるので注意したい。
●ポイント(底質)の絞り込み…藻場や砂地などのソフトボトム、岩礁帯や砂利などのハードボトムといった具合に、釣れるポイントの底質も要チェック。コツッといった硬質な感触が伝わればハードボトム、それ以外はソフトと考えればOK(明るいうちにポイントを下見しておけばスムーズだ)。
底質はベイトパターンと密接に関係していることも多く、その日の傾向を掴む上で重要なファクターとなる。そして、似たようなシチュエーションをランガンすることで効率よく釣果が伸ばせるだろう。
[spacer]ジグザクのレンジキープ論
一定の速度でリールを巻くという動作は簡単に思えて実は難しい。ハンドルを下げるときにどうしても速くなったりするなど、人によってクセもある。ボク自身、ルアーテスト用の水槽で確認したことがあるが、一定速度で巻いているつもりでもリグは浮き沈みを繰り返して不安定な軌道になっていた(PEライン使用時はほとんどの場合が浮き上がる軌道になる)。
そこでボクが実践しているのが、頻繁に止めを入れることを意識したリーリングだ。こまめなフォールでリグの浮き上がりを調整することでレンジをキープしやすくなると感じている。また、上下の動きを加えてリグの軌道をジグザクにすることで「フォール」と「浮上」のどちらのアクションに反応がよいかを見極めやすく、その後の釣りの組み立てにも役立つ。
[spacer]新たなパターンの追求
今回紹介したパターンの最終目標は最大級を引き出すことだが、決して大型狙いだけに特化したアプローチではない。どちらかといえば、効率よく数を伸ばしていくスタイルである。冒頭で述べたように、釣れている状況の中でパターンをより洗練させていくことが大型への近道であり、自身のウデを磨く術である。そのため、高活性時こそ効率化を図って、より多くのヒントを得ることが重要だと考えている。
比較的容易に釣果が得られる初夏シーズンでも、自分なりにテーマを設定して臨めば奥深いゲームが楽しめる。今回紹介したパターンを参考に、大型へとたどり着くためのシナリオを確立してほしい。
[spacer]【参考タックル】 《スピニングタックル》 ①ロッド=オフト・スモーキーマチルダ78/リール=シマノ・BB-Xハイパーフォース1700DHG ②ロッド=オフト・スモーキーアリッサ76/リール=シマノ・’14ステラC2000S 《ベイトタックル》 ③ロッド=オフト・スモーキーカミーユ71/リール=シマノ・ブレニアス ④ロッド=オフト・スモーキーカミーユ77/リール=シマノ・アルデバランMg7 ジグヘッドリグ=(パイロット用)オフト・スモーキーバレットヘッド+スミス・スクリューテールグラブ1.5㌅/(ダート用)オフト・スモーキースパッシュヘッド+スパッシュワーム/プラグ類=ポッパー、シンキングペンシル、クランクベイト、鉄板バイブレーションなど多種類を用意/ライン=バリバス・アバニエギングPE0.6~0.8号/リーダー=バリバス・アバニライトゲームショックリーダー6~8Lb
(SWマガジン2015年6月号より)
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