最強の食わせパターン、ゼロテンションをマスターしよう!!【メバリング編②-2】
理想のラインテンション
張らず緩めずというのがラインテンションの基準となる。テンション自体はティップにかかる負荷やリールを巻くときの抵抗で感じるものだが、問題はその荷重や抵抗が信頼に足るものかどうかだ。 というのも、ラインが潮流や風の影響によって蛇行すると、張らず緩めずという繊細なラインテンションを実現するのは困難になる。手もとに伝わる負荷や抵抗が薄く感じられる状態が張らず緩めずだとして、そのイメージ通りに調整できたとしても、そのテンションが風や潮流の影響を受けたものであればゼロテンションとはならない。こうなるとリグを思い通りに操作することは決してできないだろう。
この荷重や抵抗を信頼できる情報にするために、メンディングによって一直線にラインをキープすることが重要になるわけだ。これを実践する具体的な方法としてはリトリーブ中などにときおりシェイクを入れ、その際にルアーから伝わる反響を感じることで、リグの位置と距離を把握する。硬質なコツコツコツという反響が返ってくるのを確認し、その状態で薄くテンションを感じるような状態を維持できればナチュラルにリグやルアーを漂わせられるし、アクションやフォールを自在にコントロールできる。また、感度やフッキング面でのロスも抑えることが可能となる。
これはすべてのリグにおいて使えるテクニックだ。ラインテンションの信頼性をアップさせるためには、何度もいうようにティップからリグまでのラインの軌道を一直線にすることが肝心となる。その基本を押さえられれば、風や流れにラインをはらませた状態での応用も可能となるだろう。
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