魅惑の五島列島にチャレンジ!!【PART1・磯のヒラスズキゲーム編】
4月中旬からの16日間、長崎県の五島列島に遠征してきました。現地ではヒラスズキや青物、またライトゲームにオフショアとさまざまな釣りを満喫しましたが、まずは磯のヒラスズキゲームについてレポートします!!
Text & Photo 角井よしたか
[spacer]釣り人にとって憧れのフィールドの1つである長崎県五島列島。今春に長期休暇を取り、大阪から現地に遠征してきました。僕自身、当地を訪れるのは3回め。縁があって島で知り合いができ、ありがたいことに毎度そちらのお宅でお世話になっています。そのお宅が新聞屋さんということで朝から配達のお手伝いをして、それが終わるとひたすら釣りという贅沢な日々を送りました。
ファーストアタック
この時期の五島はさまざまな魚種が狙えますが、今回は第1弾として磯のヒラスズキゲームについて紹介したいと思います。「ホームグランドの和歌山で培ったスキルや経験がどこまで通用するか?」ということをテーマに竿を出しました。事前情報がまったくない中で「波の向きや潮位を考慮したポイント選択」、「魚のつき場の見極め」、「ベイトの存在や動向の把握」という課題を念頭に置いて釣りを組み立てました。さまざまな課題をクリアして未知のポイントで魚と出会うことができれば、大きな達成感や感動が味わえます。
そして、遠征中に海が荒れてヒラスズキが狙えるチャンスは2度訪れました。両日ともにスパイクシューズが乾く暇もないぐらいポイントを徘徊してヒラスズキを追い求めました。
最初のチャンスが訪れたのは現地に到着して3日め。その日は島の北面が荒れるとの予報でした。まずはフィールドの状況を把握するべく、昨年の遠征で好釣果を得たポイントへ向かいました。ひと山越えてポイントに到着すると思ったほど波がなく、下げ潮の流れで潮波が出てサラしているような状況でした。
高揚する気持ちを抑えてポイントや波の様子をしっかりと観察すると、さっそく魚がついていそうなサラシを発見。まずはそこに狙いを絞ってキャストを開始しましたが、期待に反してノーバイト…。昨年はいきなりの爆釣劇を味わっただけに肩すかしを食らい、不安と焦りの気持ちが込み上げてきました。
[spacer]とにかく魚からの反応を求めて磯を釣り歩きます。そして、大きなゴロタ岩から磯にかわるポイントにやってきました。
ここで最も信頼している12㌢のリップレスミノーをキャスト。流れに同調させるように泳がせると、黒い影が飛び出してきて元気いっぱいの60㌢クラスがヒット!! 慎重なやり取りの末に待望のファーストフィッシュを手にすることができ、大きな喜びを味わうことができました。
[spacer]その後は上げ潮にかわるタイミングでウネリが大きくなり、トップウォータープラグやミノーなど、さまざまなルアーで数匹のヒラスズキをキャッチすることに成功。そして、時合の最中にひときわ強烈なバイトが!! 水深のあるポイントでしっかりと払い出したサラシにルアーを投げ込むとすぐにドスンときました。直後にロッドがバットからしなり、ある程度締め込んでいたドラグが滑ってラインが勢いよく引き出されます。
「このままではヤバい…」と思い、さらにドラグを締め込んで騙し騙しファイトするもまったく歯が立ちません。数分間は持ちこたえたものの、最後はPEが根に擦れてラインブレイク。ヒットしたのはおそらくヒラマサ。後日の釣行では70㌢クラスのメジロを難なくキャッチすることができましたが、それとは明らかに違う引きでした。ともあれ、大きな魚に翻弄されて五島のスケールの大きさを体感する1日となりました。
ヒラマサとのファイトシーン
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