【シーバスゲーム】判断力を磨いて釣れるタイミングをモノにしよう‼
なかなか手強い冬のシーバスゲームだが、それだけにキャッチしたときの達成感は大きい。そして、この時期は天候によってポイントを選択することである程度確率を高めることができるから…
解説:広川嘉孝
状況判断と対応力で難解な冬シーズンに立ち向かう
厳寒期のシーバスは活性が低く、産卵を終えて疲れ気味の個体が多い。その中で釣果を上げようと思えばベイト捜しが最重要となる。また、ベイトが少なくても実績場などでは居つきの個体が期待できる。そのような場所はまづめどきに手がたく単発でヒットするというイメージが強い。ただ、前日などに魚を抜かれていると厳しい。
もちろん、ベイトについて回遊しているシーバスの群れもおり、沖堤防などでは日中に連発することもある。しかし、この場合は完全にベイトの動向によって釣況が左右されるので、翌日には状況が一変するなどパターンを読みにくい。
このように冬のシーバスゲームはなかなか手強いが、それだけにヒットさせたときの達成感は大きい。
スタイルの概要
釣行プランとしては、まずは天候に合わせて港湾部か磯場かを選択する。いずれに釣行する場合でも最大のチャンスタイムである朝まづめのタイミングはしっかりと押さえたい。
●港湾部…正直、潮汐もタイミングも読みにくいので実釣を通して状況(潮流やベイトの有無)を確認することになる。まずは遠投してボトムから表層までくまなく探り、その日のヒットパターンを模索する。ここでは飛距離が稼げてレンジを広く探れる鉄板バイブやブレードベイトなどが活躍する。
時合を読みにくいという点では朝まづめが終了し、太陽がややのぼったタイミング(午前8時以降)でも頻繁に時合が訪れることを覚えておきたい。
また、沖堤防なら前述のようにベイトについたシーバスの群れに遭遇する可能性がある。沖には本流が流れており、堤防によって潮ヨレが生じるので必ずチェックするようにしたい。さらに、堤防際で何らかの変化がある場所ならシーバスが定位している可能性があり、ベイトを待ち受ける個体の連発も期待できる。
いずれにしても、前述のようにベイトの動向によって釣況が左右されるわけだが、そういったことからも港湾部では回遊待ちで粘ることが多い。もちろん、ベイトを含めて魚の気配がまったくないのであれば移動するのが賢明だ。
●磯場…海が荒れている状況なら迷わず磯場を選択する。暗いうちのヒット率が高く、ストラクチャーやシェードがあるのでベイトが居つきやすいことからシーバスが回遊してくる可能性も高い。さらに荒れれば魚の活性も高くなる。
ルアーは主にミノーを使用。強い季節風を切り裂いてよく飛び、ラフなコンディションの中でもしっかりと泳ぐものを選びたい。また、やや強引なファイトにも耐えるタフなタイプがおすすめだ。
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