アジング・軽量リグを自在に操って釣果アップを実現するためのレッスン
SWルアーフィッシングの中でも感度を頼りにターゲットを攻略していく場面が多いのがアジングです。そして、安定した釣果を上げるには軽量リグの使いこなしが必須ですが、軽くなるほど感度の重要度が増すから…
解説:中瀬直行
アジング・軽量リグの感度アップ法
アジングはアングラーの探究心とタックルの進化により、黎明期には想像もつかなかった、高次元な楽しみ方ができるようになっています。そんな現代アジングにおいて感度は欠かせないものであり、潮流などの状況把握、アタリを感知して掛け合わせるなど、感度を頼りにターゲットを攻略していく場面が多々あります。そして、使用するリグが軽量になるほど感度の重要度が増します。
感度を求めた場合、カーボンソリッドティップのショートロッドが選択肢に加わりますが、個人的にはハード系アジングロッドに触れたものの好みではありませんでした。そこで、私自身はティップが柔らかくて曲がるロッドなども使用しています。そうしたこだわりも追求しつつ感度を上げるには、低伸度のPEラインを用いるなど、タックルバランスも重要となります。いずれにしても、ロッドについては感度ばかりを求めるのではなく、自分に合ったものを選ぶことも大切だと感じています。
私の場合、ホームの南紀エリアでは想定外の大物がヒットすることもあるため、やや長くて強めのロッド(7.6㌳のチューブラートップ)も使用しています。このあたりはフィールドの特性やそれぞれの趣向によって異なってくる部分だと思いますが、1つのタックルを使い込むことで自身の感度を磨くということも意識したいところです。ロッドを自分の体の一部にしてしまえば、軽量リグを意のままに操ることもできます。
感度アップの基本スタイル
実釣ではタックルバランスと操作法を組み合わせて感度アップに努めています。まずはロッドの握り方。最近のロッドはリールシートを薬指と小指の間で挟み込んで持つとロッドが水平から45度上向くものが多いと思います。そして、この状態が最も操作しやすく、感度がよいと感じています。
さらに人差し指はブランクスに触れるようにすると、さまざまなシグナルをいち早くキャッチすることができます。加えてロッドを強く握るほど反響感度が伝わりにくくなるので軽く握るように心がけましょう。
他にも感度を高めるうえで重要となるのがラインメンディングです。PEは基本的にコシがないため、緩んだ状態では感度が落ちます。とはいえ、ラインを張り過ぎるとアタリを弾くこともあるので張らず緩めずをキープします。
具体的な方法としては常にスローに巻くことを意識しています(ローギヤのリールを使うのも一手)。特にシェイクなどのアクション後はバイトチャンスとなるのでロッドを少しだけさびく、もしくは少しだけリーリングして張らず緩めずの状態でアタリを待つように心がけましょう。
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