九州・宮ノ浦の沖磯でヤズの連発&大型ヒラマサと激闘|【ロックショアゲーム・二刀流のすゝめ vol.3】
冬になり再びコロナウイルスが猛威を奮って心配が尽きませんが、今回は秋に青物狙いで九州・宮ノ浦の沖磯へ遠征した模様をレポートします。満を持して臨んだ釣行では運よく名礁・帆上瀬に渡礁。やる気マックスでキャストを続けていると、イルカのような魚体のヒラマサが横跳びでバイトしてきて…
Text & Photo 西口元晴
2020年の前半は遠征を自粛
2020年はコロナウイルスの発生によって我々アングラーも遠征釣行や県をまたぐ釣行の自粛を余儀なくされました。普段から全国各地の磯への遠征釣行が多い私としては致命的。前半戦は男女群島、屋久島、五島列島、奄美大島など予定していた遠征がすべてキャンセルに。ホームエリアとしている北陸や能登・山陰の磯にも通えず、これほど釣りに行かない春~夏シーズンは今までにありませんでした。
緊急事態宣言が解除されたあとも遠征釣行は自粛していましたが、そのぶん普段しない釣りに目を向けるよい機会にもなりました。遠征自粛期間中に私がハマッた釣りはタコ釣り、ジギング、ライトジギング、タチウオジギング。いずれも地元の兵庫県で楽しめるオフショアゲームですが、10年以上やらなかった釣りです。
船にはめっぽう弱い私ですが(ちなみに渡船は何時間でも大丈夫です…笑)、医薬品の進歩で明石・淡路沖では船酔いすることなく釣りを楽しめることが分かりました。また、このオフショアの釣りを経験することで視野が広がり、早く磯でいろいろ試したいという欲求が湧いてきました。そして、10月以降に遠征を解禁しようと計画を練って備えました。
九州・宮ノ浦への遠征
迎えた秋シーズン、最初の遠征先として選んだのは春に釣行が中止になった宮ノ浦。狙いはロックショア青物です。私の場合、関西から宮之浦へ遠征する際は飛行機とレンタカーを利用しています。基本的には単独釣行が多く、複数で竿を出すときも現地の釣友と遠征先で待ち合わせることが多いので、釣り場や渡船乗り場までは1人で移動することになります。そういったわけで、大阪から遠方(500㌔以上)への車の運転時間や疲労の度合を考慮し、飛行機&レンタカーというパターンに行き着きました(基本的に九州へは飛行機&レンタカーで釣行しています)。
参考までに、私は関西から以下のようなスケジュールで遠征を行なっています。
九州・宮ノ浦への遠征スケジュール例
①夕方に伊丹空港発の飛行機に乗って福岡空港へ(所要時間は約1時間15分)。
②到着後は空港付近でレンタカーを手配。
③福岡空港の近くか、途中の松浦市内にあるスーパーで食料を購入。
④21時ごろに博多を出発して長崎県・平戸の宮ノ浦を目指す(平戸口まで約2時間、宮ノ浦へはそこからさらに1時間のドライブ)。
⑤午前0時過ぎに「丸銀釣りセンター」さんに到着。仮眠室で休憩を取り、一番船(3時半集合)に備える。
⑥1日釣りをして、夜は丸銀さんが運営する民宿に宿泊(現在はコロナウイルスの影響で食事が出ないため、自分で食料を購入して持参する必要がある。冷蔵庫・ポット・電子レンジは使用可能)。
⑦翌日も釣りをして飛行機の時間に合わせてストップフィッシング。福岡空港発18~19時の飛行機なら14時ぐらいに港へ戻るようにしている。渋滞も考慮して宮之浦~福岡空港までの所要時間は4時間ほど見ておきたい。
⑧19時の福岡発・伊丹行きの飛行機に乗っておよそ21時ごろに帰宅。
以上がおおまかな九州遠征の流れです。今回は仕事の関係もあって正午に「丸銀釣りセンター」さんに到着。何時でも船を出してくれるところもここの魅力であり、遠征釣行組にはありがたい限りです。
今回も2日間の釣りですが、ニュールアー(KAMIWAZA・デコポップ スーパースリム)と新たなメーカーが現在開発中のペンシルポッパーをメインに使って青物を攻略しようと、大いに意気込んでのチャレンジとなりました。
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