アドレナリン全開で楽しむアカメのトップゲーム|【THE ANSWER vol.8】
高知に移住しておよそ10年、磯やサーフのヒラスズキをはじめ、日々さまざまなターゲットを追いかけています。その中で欠かせない存在がアカメ。特にダイビングペンシルによるトップゲームはアドレナリン全開の非常に楽しい釣りです
Text & Photo 辻本 隆
高知のアカメ釣り
みなさん、大変ご無沙汰しております。今回は冬場ではあるものの地元の高知で楽しんでいるアカメ釣りについてお話ししたいと思います。実は随分前にSWマガジンwebの編集部よりアカメに関する原稿執筆の依頼を受けていました。毎度のことですが、依頼を受けるときは簡単に書けると思って引き受けます。しかし、いざ文章を考え出すと…。釣りは自然相手の遊びゆえ、底知れぬ奥深さに悩まされ、どのように伝えればよいのかが分からなくなってしまうのです。そんなわけで今回もかなり時間を要しました。
さて、前置きはこれくらいにして、私が高知県に移住して間もなく10年になります。その間、アカメについてはたいして釣っていないのですが、数年前よりダイビングペンシルによるトップウォーターゲームにハマッています。非常に楽しい釣りなので、今回はそのパターンをお伝えしようと思います。
ダイビングペンシルでのアカメ釣り
まず、私がダイビングペンシルでアカメを狙うのはベイトがボラのときです。具体的にはイナッコよりも大きなサイズのボラがアカメに追われているときに威力を発揮すると感じています。
ダイビングペンシルに関してはマグロ用の大きなサイズをメインに使用しています(タックルハウス・Shibuki V187dp)。また、ベイトが少なめのときは小さめのサイズを使用しています(タックルハウス・コンタクト ブリット CBP145)。
釣り方はおおむね2パターン。1つは青物を狙うときと同じでロングジャーク、ショートジャーク、ストップ&ゴーなどを組み合わせたアクションでオープンエリアを狙います。また、スイミングタイプのトッププラグを操作するときのようなスローリトリーブでもヒットします。もう1つは明暗部やストラクチャー回りに集まったボラに対し、アカメが同じ場所で何度もライズしているときの釣り方です。この場合、まずはボラの密集度が増すのを待ちます。アカメに追われるとボラが散ってしまうので、キャストのタイミングが重要となります。
ボラが集まってザワつき出したら、そのど真ん中をめがけてキャストします。このとき、ややフライ気味にキャストして後方重心のダイビングペンシルをリヤから着水させて少し潜らせるのがコツ。ルアーが着水した瞬間にボラが散るのですが、直後にダイビングペンシルが水面に浮き上がったタイミング、もしくはその後にジャークを入れたタイミングでアカメがバイトしてきます。
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