キハダマグロ・イソマグロ…and more!! 草垣群島のショアビッグゲーム|【F.R.E.A.M.vol.13】
巨魚の期待も高い鹿児島県草垣群島の磯へ瀬泊まりで釣行。離島ならではの雰囲気を感じつつ、2日間みっちりと回遊魚や根魚を狙った結果は…
Text & Photo:KFC・東村純孝
新年を迎えましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 私は2019年11月下旬に早めの釣り納めを済ませ、そのまま仕事が繁忙期に突入。忙しい日々を過ごしていました。
そんなわけで今年も年またぎとなってしまいましたが、釣り納めで鹿児島県草垣群島の磯へ瀬泊まり釣行したときの模様をレポートしたいと思います。
釣友に大型魚がヒットするも…
秋シーズンの草垣への釣行は今回が2度め。前回は大型のイソマグロが釣れてくれたので、期待に胸を躍らせて渡船に乗り込みました。そして、3時間ほど睡眠を取ったところでエンジンがスローダウン。草垣群島に到着しました。
ほどなくして瀬渡しが始まりました。私と釣友は3番めに渡礁。今回はポイント開拓の意味合いも兼ね、これまで乗ったことのない瀬に渡してもらいました。
まずは磯の地形をチェック。垂直に切り立った磯で左右に釣り座があります。ただ、右側はかなり足場がわるくて移動が効かないため、大型魚などが掛かるとかなり不利になりそうです。そんなわけで左側の釣り座を選択。暗いうちからタックルをセットし、ワクワクしながら空が白むのを待ちます。
十分に視界の効く明るさになったところでアプローチを開始。30分ほどキャストを続けましたが、私のキャスト範囲には潮が差し込んでいない様子。こうなると難易度の高い右側の釣り座が気になります。
ほどなくして釣友が「右側のポイントの水深を確認します!!」といってジグをキャスト。直後にけたたましいドラグ音が響きました。
ポイントの水深も把握できていない状況でいきなりヒットしたのは大型魚の様子。私は竿を置いて駆けつけましたが、ファーストランを凌いで寄せている最中にPEラインが沖の瀬に擦れ、痛恨のラインブレイクとなってしまいました。
右側の釣り座は明らかに潮が走っていて狙うならこちらがよさそうですが、やはり大型魚がヒットしても取り込むのは厳しそうです。やはり我慢して左側を狙うことにしました。
美味なお土産の確保に成功
アプローチを開始して2時間ほどが経過したころ、ようやく潮流がかわってきました。右側から潮が差し込み、左側のポイントの先端部をかすめるようになってきたのです。
ここがチャンスとばかりにミノーをキャストし、流れの中で泳がせると待望のヒット!! 潮は右後方から流れており、潮かみに走られるとかなり厄介なので、ドラグはあらかじめ弱めにセッティングしていました。その目論見通り、魚は潮しものオープンエリアへ向かって走り出しました。
ファーストランを30㍍ほどで止め、そこから寄せてきます。魚はときおり反転しようと暴れますが、右側に走られたらどうしようもないのでリフトで強引に寄せます。魚はかなり疲れており、もう少しで魚体が確認できそうなところまできました。
しかし、踏ん張ってリフトをしているきにいきなりテンションが抜け、無念のフックアウト。おそらく表層回遊系の魚でしたが、掛かりがわるかったのか、ファイトが強引過ぎたのか…。いずれにしても、もう少しで取れそうな魚だっただけに残念です。
その後は釣友に根魚のような魚がヒットして強烈な引きを見せましたが、足もとの瀬に張りつかれてバレてしまいました。
ここで日が高くなり、潮も緩んできたので小型のジグでお土産(根魚)を確保することに。いかにも根魚がついていそうなスポットにジグを落とし込むと、アカハタやユカタハタなどが連続ヒット!! 小1時間ほどでスカリが一杯になり、お土産を十分に確保することができました。
それからは夕方まで回遊魚を狙って竿を振り続けたものの、魚からのコンタクトはありませんでした。この磯は寝るスペースがないので夕方の見回りで瀬替わりを希望し、2個所めの磯へ向かいました。スポンサーリンク
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