好期が到来!!  青物＆シーバス狙いのロックショアゲーム｜【北陸ショアゲームイズム vol.11】

北陸エリア・秋のロックショアゲーム

ギンナンの葉が色づき始め、紅葉の季節が目の前に近づいてきた北陸地方。朝晩は寒いと感じるほどの気候となった。

９月のフィールドではエギングを楽しむ多くのアングラーの姿を見かけたが、10月に入るとそれも減少傾向に。台風で海が荒れる日が多く、底荒れや強風によって釣りが困難になるからであろう。

一方で海が荒れるのを待っているのが青物や磯マル（磯のマルスズキ）狙いのアングラーだ。沖にいるカタクチイワシが台風の影響で一時的に沿岸部に寄せられ、そのタイミングでチャンスが訪れる。もちろん、荒れ過ぎの海況で無理に釣行するのはNG。少しタイミングがズレても青物やシーバスはベイトを求めてショアラインに回遊してくるので釣果が期待できる。

磯の青物のパワフルな引きは一度味わうとヤミツキになる。また、サラシの中からルアーに襲いかかってくるダイナミックな磯マルゲームも最高である。いずれにせよ、秋～冬の日本海のロックショアゲームは魅力がいっぱいだ。

青物＆磯マル狙いのルアー使い

北陸地方における秋の主なベイトフィッシュといえば、青物の場合はアジやカマス、アオリイカもあげられるが、青物や磯マルにとって絶好のベイトとなるのはやはりカタクチイワシだ。

しかし、この時期の沿岸部で見られるカタクチイワシは５㌢以下のシラスサイズが多い。そして、小型のカタクチイワシについた青物を狙う場合、私はポッパーをメインに使用する。ポップ音と泡をまとうダイブアクションで誘い出すスタイルだ。

また、磯マルを狙う場合はミノーでポイントをチェックする。その際にベイトの気配がなくても、そこにベイトが入る可能性が高いということを知らせてくれるのがフグの存在だ。フグはミノーを追尾してきてアタックしてくることもあり、この魚がいるときは以前そのポイントにベイトがいた可能性が高いといえる。そのようなヒントを頼りにベイトが溜まりやすいポイントを絞り込み、釣果に繋げるように心がけたい。