まだ見ぬ魚との出会いを求めて…トカラ列島チャレンジ|【F.R.E.A.M vol.9】
念願のトカラ列島に釣行してきました。今回はこれまで釣ったことのない魚と出会うことをテーマに設定し、日中は磯で多魚種、夜間は堤防でGTを狙ったところ…
Text & Photo:KFC・東村純孝
いざトカラ列島へ
私は鹿児島に住んでいるのですが、これまでにトカラ列島への釣行経験がなく、憧れを抱いていました。そして、今回初めて現地へ釣行することに。トカラ列島といえば堤防のGTゲームなどが有名ですが、今回はそれをオマケと考え、今まで釣ったことのない魚との出会いをテーマに設定してのチャレンジです。
6月21日、私と釣友を乗せたフェリーは23時に鹿児島港を出港。約6時間の船旅ですが、乗船してすぐに深い眠りにつき、あっという間に到着しました。
フェリーから降りると壮大な景観が我々を待ち構えていました。思わずそれに圧倒されましたが、明日には帰りのフェリーに乗らないといけないので時間がありません。さっそくタックルを用意し、バイクに跨って目当ての磯に向かいました。この日は雨天の予報でしたが、それがよい方向に外れて曇天。ルアーフィッシングには最高の条件に恵まれました。
グーグルアースで事前に目をつけていた1個所めの磯に到着すると、行く手を阻むように竹が生い茂っていました。それでも何とか進もうとしましたが、密集し過ぎていて断念。第2候補の磯に向かいました。
いきなり大型魚が出現!!
次の磯は普段からアングラーが頻繁に訪れているようでヤブ漕ぎの必要もなく、すんなりとエントリーすることができました。沖に独立礁がある水道部で潮通しがよく、いかにも一級磯という感じです。
磯の形状を確認してさっそくキャストを開始。数投したところでいきなり友人の操るペンシルにGTらしき魚がバイトしてきました!! これは惜しくもフックアップに至りませんでしたが、いきなりの大型魚の出現に緊張感が高まります。
さらに数投したところでまたもや友人にバイト!! 今度はガッチリとフッキングが決まりましたが、先ほどの魚に比べるとサイズが小さいようです。スルスルと寄せてきて見慣れない魚をキャッチ。あとで調べるとニジョウサバという魚でした。同じ鹿児島といえども、ホームエリアではまず見ることのない魚に出会えて気分が高揚します。
ジギングで多魚種をキャッチ
その後は潮が緩んでしばし沈黙。気分転換も兼ね、ワームをキャストして根魚を狙うことにしました。長く切れ込んだスリットの入り口にワームを落とし、ボトムをリフト&フォールで探ると「コツン」と小さめのバイトが!! これをフッキングに持ち込んだものの、トルクのある引きで反転を許してしまい、根に張りつかれました。
そこで、緩くテンションをかけて魚が動くのを待つことに。しばらくすると魚が思惑通りに動いてくれたので、このチャンスを逃すまいとリフトして根から引き離すことに成功。強引なファイトで浮かせると、今度も見慣れない魚でした。キャッチしたのはアオノメハタ。一度食べてみたかった魚だったのでタイドプールで泳がせておくことにしました。
その後もニジハタやカワハギ系の魚などが頻繁に食ってきました。少し深い場所を探っていた友人は鮮やかな体色のフエフキ系の魚をキャッチ。あとで現地の方に教えていただいたところ、ムネアカクチビという魚でした。
賑やかな釣果が上がるワーミングを楽しんでいると下げ潮が動き出したため、ここで再び回遊魚狙いにシフト。ミノーの連続ジャークで誘うとカスミアジがヒットしました。さらにメタルジグでもう1匹追加し、正午過ぎに磯上がりとしました。
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