アジ&メバル・2019年初夏の釣況と今後の対策について|【ほぼ月刊 武田 栄!vol.5.5】
初夏の泉南エリアなメバル、アジともに好調!! 週末ともなれば多くのアングラーで賑わっています。今後の展開にも期待が高まりますが、この時期のライトゲームならではの注意点もいろいろとあって…
Text & Photo:武田 栄
初夏の泉南ライトゲーム事情
2019年5月下旬現在、地元の泉南エリアはメバルラッシュに沸いています。週末ともなればポイントは釣り人で大賑わい。冬から春にかけての好調ぶりの背景を考えると、やはり水温、餌(ベイト)ということになるでしょうか…? いずれにしても暖冬となった2019年の大阪湾は順調に暖かくなり、他のさまざまな魚も釣れ出しています。
みんなが大好きなアジについては、今年は冬場にも確認できていました。「春、夏シーズンが楽しみやなぁ…」と思っていましたが、期待通りにこれまで泉南ではビミョーだといわれていた3~4月、そして5月もアジが釣れています。温暖化の影響か、今年の傾向なのかは定かではないけれど、結局は1年中アジを狙う釣り人が増えたのが最大の要因ではないかと…(笑)。
現在、泉南の陸っぱりで手軽に釣れるアジのサイズは20㌢弱。漁師さんたちに聞くと、沖の定置網には同サイズやひと回り大きなアジも入っているようです。僕が「梅雨アジ」とか「初夏アジ」と呼んでいる、釣りごろのアジの群れが接岸するまではあと少しの予感です。
水質の変化に注意が必要
暖かくなってますます状況がよくなるシーズンですが、メバルもアジもこれからの時期に考えなければならないことは「沿岸部の水質の変化」です。いわゆる「いい潮」に当たれば爆釣モードとなりますが、今ではすっかり複雑になった大阪湾(紀伊水道)の潮流を読むのは非常に困難。また、雨後の泥潮、やや悪臭のする潮、白濁りする潮、大量のクラゲとフグで埋まった潮など、週替わり、日替わりで訪れるこれらの変化には注意が必要です。
さらに朝晩で潮が入れ替わる時期でもありますし、満月や新月回りも大きく潮が動くとされていますが、それも沿岸部においてはあくまで当日の気象状況がすべて。やはりフィールドに足を運んで試すしかないのであります!!
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