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【ヒラスズキゲームQ&A】Q11.強風時の対策法は?

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ヒラスズキ 釣り方11-1

シューティング的要素を含めたゲーム性の高さから、SWゲームフィッシングの中でも至高のターゲットの1つに数えられるヒラスズキ。ここでは強風対策について、この釣りに精通するエキスパートが解説!!

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メタルジグも多用する

Answer:橋本 景

磯のヒラスズキ狙いに強風はつきもの。そんな条件下でいかにピンポイントへルアーを通せるかどうかが大切です。

タックル面からの強風対策としては風に強いロッドの使用があげられます。風に負けずにシャープに振り抜けるものを選ぶことが大切です。高弾性グラファイトをベースにしたブランクを持ち、軽量でブランク径が細いロッドは風が強ければ強いほど大きなアドバンテージをもたらします。

ルアーについては、重心移動システムが搭載されたものを選ぶことはもちろんですが、ミノーなどのプラグではポイントに届かない場合もあります。このため、飛距離重視で30㌘前後のメタルジグをセレクトすることも多くなります。

ヒラスズキ 釣り方11-2
強風が避けられない磯ではタックルによる対策を講じたい。

安全第一、タックルはいろいろ…

Answer:山本典史

強風時の対策として最初に思い浮かぶのはタックル的なことだろうが、一番に考えなければいけないのが安全対策だ。強風ということは波が高いということ。いつもより二歩、三歩と下がって釣ることが大切になる。

また、あまり気にしていない人も多いが、突風も気をつけなければならない。何分かに一回、もしくは風は吹き抜けるタイミングしだいでとんでもない突風が吹く。残念ながら毎年、磯ヒラゲームで何名かが命を落とさないまでも事故を起こし、その原因の一つとして突風による転倒や転落が考えられる。

率直にいうと、確実にラインやロッドを扱えて、安全確保ができない条件下では釣りをしない。もしくは釣りに行かないのが一番の対策だ。それでも釣りに行く場合は…、まずは風裏となるポイントを捜す。風が強くなれば回り込む風だけでもサラシが出るからゲームは成立する。

そしてタックル面だが、ここからは矛盾だらけのアドバイスになる…。みなさんの都合のよいところだけ参考にしてもらいたい(笑)。 

まずはロッド。高波でも安全なエリアまで下がって釣りができるように、そして荒れ狂う波間でもバラすことなくキャッチできるように、長くしなやかなロッドがいい。もしくは強風時のラインスラックを抑えるためにライナーキャストを強風下で実践でき、強引に自分のペースでやり取りできるように強く短いロッドを選ぶ手もある。

ラインは強引なやり取りが可能なできる限り強いものか、空気抵抗により飛距離が落ちたり、ムダなラインスラックが出ないようにできる限り細いものにする。そして、リーダーはミノーが浮き上がりにくい細いものか、風の抵抗で浮き上がりにくいバイブレーションをミノーと同じレンジでトレースできるように浮き上がりやすい太いものにする。…と、どれもこれも矛盾しているが、自分のスタイルに合うところだけを都合よく参考にしていただきたい。

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