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【ビギナー必見!!】マダイジギングの即戦力ノウハウ《前編》

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マダイジギング 釣り方1

私のホームである東北エリアでもマダイジギングが楽しまれています。他のターゲット狙いのジギングと比べてアプローチがシンプルな春のマダイジギングですが、まずはその歴史や進化、フィールドについて紹介しましょう!!

レポート:ゴメ(ペンネーム)

マダイジギングとの出会い

魚の王様といわれるマダイは魚らしい姿形と色鮮やかな体色をした縁起のよい魚の代名詞です。優勝した力士が持ち上げたり、神様に奉納するのもマダイと相場が決まっています。釣り人なら一度は自分の手で立派なマダイを釣り上げたいと思うのではないしょうか。かくいう私もそうでした。

2006年、当時の私はシーバスや青物のルアーフィッシングをメインに楽しんでいましたが、何かおもしろい釣りはないかとインターネットで情報を集めていると、マダイジギングなる言葉が目に飛び込んできました。そして、いろいろと検索するうちにホームの東北では青森県の日本海側で盛んに楽しまれていることが分かりました。マダイは餌で釣るものと思っていた私には衝撃的であり、さらにジグで釣れることに驚くとともに強烈な興味と好奇心を抱きました。

こうして始まった私のマダイジギングですが、最初のうちはまったくといってよいほど釣れませんでした。私のマダイジギング元年となった2006年はアタリすらなし。翌2007年にようやく数匹のマダイをキャッチすることに成功。そこからドップリとこの釣りにハマることになりました。青森の釣りSNSで懇意にしていただける友人もたくさんでき、ますますこの釣りにハマりました。それからかれこれ13年も楽しんでいます。

東北・マダイジギングのあらまし

日本人に人気のマダイだけに、マダイの習性に則した釣り方が各地に存在します。その中で最強といえる釣法は完全フカセであると聞きますが、関西のタカシカケ、タイカブラなど、漁具系の釣りも数多くあります。

私がマダイジギングを始めた当時は、ジグだけでマダイを釣ることは一般的ではありませんでした。ジグのアシストフックにたくさんのアオイソメをつけて釣るのが当たり前に行なわれていた時代でした。

そんな中、私が青森のマダイエキスパートに見せてもらった釣り方はトラウトロッドに2500番のスピニングリール、フロロカーボンライン6Lbを使用。リーダーは用いず、メインラインをビミニツイストでダブルラインにしてジグに接続するスタイルでした。ジグは40~60㌘程度のウェートを使用。フックはジグの前後にシングルアシストをセットするという具合でした。

釣り方はボートの下にジグを落とし、着底したらストレートリトリーブというのが基本。このシンプルなパターンで次々とマダイを釣り上げる光景はかなり衝撃的でした。ときにはフロロ6Lbで10㌔クラスのマダイを難なくキャッチするシーンを目の当たりにして舌を巻いたことは今でも忘れません。今は1人20匹なんて釣果は聞かれなくなりましたが、当時は60㌢クラスをツ抜けということもよくありました。

「東北地方でマダイ?」と思われる方もたくさんいると思いますが、個人的には青森が東北のマダイジギングの発祥地だと思っています。当初、マダイは山形や秋田などの日本海側で釣られていましたが、ジギングで狙うパターンは青森で確立されて以降に広まったように思います。

私は山形の大瀬周辺、酒田周辺、秋田の男鹿半島など、さまざまなエリアでマダイジギングをしてきましたが、その釣りは青森におけるマダイジギングの延長線上にありました。エリアによって多少の水深の違いはあれど、基本的な釣り方は青森のマダイジギングと同じです。

通年狙えるマダイですが、東北地方の日本海側では2月あたりからボチボチと釣果が聞こえ始めます。乗っ込みを目前にしたマダイはまだ少し深い場所に定位していますが、当たれば大型の確率が高くなります。ただ、ここ数年はマダイの個体数が減ったのか、山形の大瀬海域などではシーズン序盤からチャリコサイズがジグにヒットするなど、本来のシーズン初期の釣りが成立しにくくなっています。

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