VS青物・ダイビングペンシルのアクションパターンを大研究
波動によるアピールが青物の側線を刺激するといわれているダイビングペンシル。このルアーのポテンシャルを最大限に引き出せるよう、エキスパートのノウハウに学ぼう!!
解説:程野 昇
基本アクションは2種類
ダイビングペンシルとは名前の通り、ロッドワークによってダイビングを見せるペンシルで、ダイビング後は水中で強い波動を発するアクションを起こし、魚の側線にアピールするといわれている。
また、ダイブ中にラインテンションを抜けば、それまでの水平姿勢から直立に向きをかえて急浮上する。これがバイトを誘発するアクションとなる。
したがって、基本的なアクションパターンは波動を意識したロングダイブ、直立浮上をより多く演出するショートダイブの2パターンだ。これに、ダイブ時に泡を絡ませたりポーズの間を長く取るなどのアレンジを状況に応じて加える。
魚の活性に応じたアクションを演出
私は魚の気配が薄いときは波動の強いタイプを使用してロングダイブさせ、遠くにいるであろう魚にアピールするようにしている。ロッドでダイブさせたらリトリーブに移行して長くスイミングさせる感じだ。
活性が高いときはスピーディーなアクションが効果的で、泡を絡ませたショートダイブを繰り返してバイトを誘うことが多い。水面で直立浮きをするタイプはそうしたショートダイブを得意とする。
理想的なアクションの演出方法
斜め浮きをするタイプの多くは強波動を起こすスイミング向きのモデルだが、ミスダイブを起こしがちだ。これをうまくダイビングさせる方法の1つとしては、軽くトゥイッチを入れてペンシルにお辞儀をさせ、その反動でのけ反り、直立状態に近づいたタイミングで、一気に倒すようにジャークを入れるとよい。また、波気のあるときならタイミングを見計らい、波の壁に向かってダイブさせるとよい。
いずれにせよ、ダイビングペンシルの操作において大事なことはうまくダイブさせること、水面に飛び出さないようにスイミングさせることだ。その2点を意識して練習を重ねよう。
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