春の風物詩、ホタルイカパターンのクロダイゲーム|【北陸ショアゲームイズム vol.5】
ホームの北陸エリアで春の風物詩として注目されているのがホタルイカの接岸。これによりさまざまな好ターゲットが活性を上げるが、今回は同時期に産卵の準備に入って活性を上げるクロダイ狙いについて紹介したい…
Text & Photo 丸山政寅
- ホタルイカの接岸
- クロダイ狙いのポイント&タイミング
- アプローチの注意点
目次(全2ページ)
ホタルイカの接岸
春本番を迎えた4月の北陸地方。サクラの開花を機に一気に暖かくなる。そして、強い南風が数日吹き続いたあと、日中の風が嘘のように静まる夜がある。そのようなときは、特に富山湾の海岸線は波も穏やかになり、砂浜には青い光を放つ生物が現れて神秘的な風景が見られる。
その正体はホタルイカ。これが大量に接岸して砂浜に打ち上げられる。そのシーンは新月の大潮周辺の潮回りでよく見られ、北陸地方においては春の到来を告げる風物詩となっている。
このホタルイカの接岸を待ちわびているのは人間だけでなく、シーバス・クロダイ・メバル・青物なども同じ。フィッシュイーターにとっても栄養価の高いホタルイカを大量に捕食できる絶好の機会となるわけだ。
普段は深海で生息しているホタルイカだが、春になると産卵目的で沿岸部の浅い海に移動してくる。特に新月の大潮回りに接岸してくる傾向が高い。そして、フィッシュイーターの中でも同時期に産卵準備に入るクロダイはより多くのベイトを捕食する必要があることから積極的な捕食活動を見せる。
ホタルイカを餌にしてクロダイを狙う人も多いが、SWゲームにおいては富山県下でこのパターンで活躍する特徴的なルアーが数多く発売されている。基本的にはシンキングペンシルをベースに、ウェートバランスや姿勢、沈下スピード、動きに特徴があり、ホタルイカパターンにマッチする仕様となっている。
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