【エギング】爆釣のカギは流れの攻略《堤防編》
リーリング主体のエギングで水中の情報を逃さずキャッチするのが私のスタイル。ポイントをくまなくチェックし、狙い目を的確に絞り込めばおのずと結果はついてくるから…
解説:菅原正史
ポイント考察
波止でアオリイカを狙う場合、やはりまずは先端部のポイントに目を向けたい。潮流が複雑に絡み合うので小魚が集まりやすく、フィッシュイーターも回遊してきやすいからだ。続いてコーナー部も潮ヨレが発生するのでベイトが集まりやすく狙い目となる。さらに、沈み根やシモリ、障害物といった地形変化のある場所もヨレが発生しやすいので有望だ。つまり、目で見て変化のある場所は要チェックというわけである。
本命の流れの見つけ方
流れについては目視で向きや強さを確認する以外に、餌木の操作感によって詳細に把握する必要がある。
このときにディープタイプの餌木を使用すると重過ぎて潮流を感知できないまま沈んでしまうことがある。また、シャロータイプでは風の影響でフォールさせることが難しいケースもある。そこで、まずはノーマルタイプの餌木を使用し、風の状況や潮流の変化の把握に努めたい。それでも風が強ければ潮流を感知できないこともあるが、そのようなときは餌木のウェートをアップすればいいだろう。
具体的な手順
潮の動きについては「足もとで動いている」、「沖めだけ動いている」、「底潮だけ動いている」、「全体に動いていない」といった具合に、ポイント全体の状況をできるだけ詳細に把握したい。そして、私はリーリングによって潮流の状況を確認している。
具体的には餌木をキャストして10秒沈め、一定層を一定のスピードでリーリング。その後は着水後のフォール時間を15秒、20秒…といった具合に長くしていき、この一連の動作を底まで繰り返して引き抵抗から潮流を確認する。さらに扇状にキャストしてこれを繰り返し、ポイントの全容を把握する。
リーリング中にリールを巻く手に重みを感じたり、逆に軽くなったり、または左右に引っ張られるような感触が伝わればそこは潮流が変化している場所ということになる。そして、その感触が得られるエリアをキャストポイント、フォール時間、リールハンドルの巻き回数で特定する。
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