オフショアゲーム・勝利に導くシグナルとは?【ジギング&キャスティング編】
《VS青物》 オフショアの青物狙いでは、まずは鳥山と魚探の情報からベイトとターゲットの位置関係を把握することが先決。さらに同船者とのチームワークでヒットパターンを絞り込めば…‼
解説:北林賢一
ターゲットの基本情報
秋になると、私のホームグランドの丹後~若狭沖の日本海エリアではメジロやブリ・ヒラマサ狙いの青物ゲームが本格化する。ポイントは水深80~30㍍ほどのカケアガリがメインで、状況に応じてジギング、キャスティングの2つのスタイルで楽しんでいる。
正直、日本海エリアでの青物狙いは夏場はオフシーズンのイメージが強いが、秋以降に控える盛期に向けて私なりのシグナルのとらえ方を紹介させていただきたい。
ベストなアプローチを導き出す方法
釣りを組み立てるうえで注目したいシグナルはいろいろとあるが、特に重要視している「鳥山」「魚探」「同船者の動向」の3つを取り上げたい。
まずベイトと青物の行動はある程度リンクすると考えている。そのため同じくベイトを捜して飛び回っている鳥の動向は非常に参考になるシグナルだ。鳥山ができているところには必ずベイトがいて、その回りには高確率で青物がついている。つまり、水面付近に鳥山ができているときは特に集中してシャクりたい。
さらに、鳥の飛び方や方向によって魚の活性状況などを把握することもできる。たとえば、鳥が水面で羽を休めているときは魚の活性が低い、もしくはベイトが深く沈んでいる場合が多い。逆に水面ギリギリ(もしくは少し上空)を旋回しながら飛行しているときはチャンスタイムととらえている。
また、鳥山がある場所ではナブラが発生することがよくある。その場合はペンシルなどを用いたキャスティングがおもしろい。理想的なキャストポイントはナブラのど真ん中ではなく、魚の進行方向の先である。「鳥の動き=魚の動き」と仮定し、進行方向を予測することが重要だ。
もちろんジギングでのアプローチも可能だ。軽めのジグを投げて表層付近を横引きで狙う方法もある。水面での派手なナブラを見ていると表層ばかりを意識しがちだが、宙層以深が狙い目となるタイミングもあるのでジギングが有効なケースも多い。ただ、ナブラのど真ん中に重いジグ(100㌘以上)を投入するとナブラが沈んでしまうことがあるので要注意だ。
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