夏のチヌ釣りは「河口&デイゲーム」が鉄板!!
夏場のチヌゲームは酸素が溶け込んだ真水が流れてくる河口が有望です。さらに、日中は潮位差が大きく、潮位変動幅の大きい時間帯にベイトもチヌも活発に動くので狙い目ですよ!!
解説:山先亮一
夏のチヌ狙いで注目したい条件
夏場は海水温が上昇し、海中の酸素が減少します。そんな中、チヌ(キビレ)狙いで選びたいポイントは酸素が溶け込んだ真水が流れてくる河口です。
注目すべき条件はずばり底質。夏はチヌがベイトフィッシュを追いかける時期でもありますが、常食しているのは甲殻類だと考えているからです。というわけで甲殻類が好む底質がチヌ攻略のキーとなります。
ひと口に河口といってもさまざまな環境がありますが、チヌのベイトとなる甲殻類が好む底質は砂泥です。私自身、甲殻類の生態に詳しいわけではありませんが、河口内のシャローが干潮前後に干上がるときに足もとを見ると無数のカニ穴が確認できます。そして、そこからカニが出てきて有機物を捕食している光景をよく見かけます。そういったことから栄養分を多く蓄えられ、なおかつ穴を掘っても崩れずに生きていけることから砂泥を好むのではないかと考察しています。いずれにしても無数のカニ穴を見つけた場合はチャンスと考えていいでしょう。
そして、注目したいもうひとつの条件は潮位です。水深が浅いときの方が縦に探る手間が省け、広範囲をより効率的に釣ることができます。そのため、干潮前後のタイミングを狙うのが得策です。また、夏場(初夏~真夏)は日中の方が潮位差が大きく、潮位変動幅の大きい時間帯にベイトもチヌも活発に動くので有利です。さらに、視覚的に楽しめるという点からもデイゲームがおすすめです。
チヌ狙いで注目となるポイント
チヌは小規模な河口なら比較的視認できることが多いため、可能な限り魚そのものを捜すようにします。また、中規模以上の河口や、ウェーディングが必要でチヌを確認できない場所ならシャローエリアに注目しましょう。
ただし、本流からあまり離れ過ぎていない浅場がいいと思います。そこからさらに絞り込むなら、石や岩などのストラクチャー回りや、瀬やブレイクなどの地形変化を狙いましょう。
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