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圧倒的な釣果に迫る!! 矢野勝彦の投げ釣りカレイ戦略|遠投釣法の極意を解説
矢野勝彦さんのカレイ釣りは動画をご覧の通り。どれほどおもしろい釣りであるかは映像を通しておわかりいただけたことでしょう。以下の本文では名手のカレイ釣りをさらに掘り下げてみます。その考え方は決して難しいものではなく、ビギナーにも理解しやすいものとなっています。遠投の技術は必要となりますが、そのスキルさえ磨けばベテランのような楽しさを味わえるのは請け合いです。ぜひ、参考にしてカレイ釣りの魅力を存分に味わって下さい
(まとめ:編集部)
矢野勝彦さんがカレイ釣りにおいてとりわけ重視する点は以下の5つです。
矢野流カレイ釣りの要点
カレイが多く残っている可能性が高い遠くのポイントを攻める
タックルは飛距離重視のシンプルな仕様
軽いオモリを用いたサソイ不要のオートマチックスタイル
高強度細号PEラインで遠投を実現
上バリシステムでヒット率向上
では、それぞれについて詳しく説明していきましょう。
【矢野勝彦のカレイ釣りの極意①】遠投スタイルの利点
投げ釣り=遠投というイメージは誰にでもあるかと思いますが、遠投が絶対的だというわけではありません。釣り場によっては近投エリアにあるカケアガリが好ポイントになることもありますし、テトラ回りなどでは足もと狙いが有効ということも珍しくありません。
ただし、人が入れかわり立ちかわり竿を出す初冬や春の好シーズンのカレイ釣りを考えると、狙いやすい場所ほど魚が抜かれて釣れにくくなることは否めません。そのようなときに魚が残っている場所、あるいは仕掛けに対する警戒心の薄い魚(餌に対して反応のよい魚)がいる場所、いわゆる〝竿抜け〟となる確率が高いと考えられるのが遠投でしか攻められないポイントです。遠投はタックルセレクトや投入の技術を要するため、遠くほどフレッシュな魚が残っている可能性が高いといえるわけです。
そうしたウブな魚を狙うことこそ効率的というのが矢野さんのカレイ釣りの基本的なスタンスです。「その考え方で安定的な釣果が上がってるし、他の人が体験できんような大釣り(数釣り&大物釣り)も楽しめとうけんな」というように、動画ではそのポテンシャルの高さを実感することができます。
もっとも、遠投とひと口にいっても名手の考え方は独特であり、強い竿の反発力を生かせるように重いオモリを用いる一般的なスタイルとは異なります。以下ではその考え方に迫ってみましょう。
【矢野勝彦のカレイ釣りの極意②】オートマチックな釣りを成立させる独特の遠投スタイル
タックルは図の通りです。数々のトーナメントで優秀な戦績を残してきた、最も得意とするキス釣りの考え方がベースとなっているため実にシンプルかつ繊細です。その中で最も特徴的な部分が以下の3点です。
タックルの特徴
軽量な固定式天秤オモリ
細号柄PEライン
上バリシステム
軽量な固定式天秤オモリのメリット
固定式は遠投性が高い
まず固定式の天秤を選択する理由は「ムダなものがないぶん遠投性が高い」という点があげられます。また、カラミなどのトラブルが少ない点も選択理由の1つ。時合が短いことの多いカレイ釣りにおいてタイムロスは致命的であるため、できるだけトラブルの少ないセッティングを重視するのがベテランの考え方です(もっとも「カレイが食ったときに違和感を与えにくい」とか「アタリが大きくでやすい」といったメリットがあるとされる遊動式でなくとも固定天秤で十分な釣果が上がっているため選択に迷うことはないそうです)。
軽量なオモリなら時合の判断が可能
そして、特徴的なのがオモリの号数です。一般的には30〜35号をメインとするキャスターが多い中、20号を中心に15〜25号を用いるのが矢野さんのパターンです。潮が速くなると流される懸念のある号数をあえて使うのは時合を的確に判断するためです。
どういうことかというと、カレイ釣りにおいて食いの立つ時合が到来しやすい満潮や干潮の前後の潮流が緩むタイミングを把握するために、遠投性との兼ね合いを考慮したうえでできる限り軽いオモリを使うわけです。仕掛けが適度に流れだせば時合だと判断でき、打ち返しのスピードを上げたり、集中力を高めてアタリに備えるなどの態勢を取ることで釣果に結びつく確率を高められるとのことです。
軽量なオモリならオートマチックなサソイが可能
軽量なオモリを使用するのは、緩い流れに乗るぶんオートマチックなサソイにてカレイに食い気をうながせるという意図もあります。竿を手にしたサソイはほとんど駆使しないのはより手軽(ラク)なスタイルを追求しているからに他なりません。
とはいえ、オートマチックに流すとはいってもドラグの調整は不可欠です。流れに合った調整を行なうことで目当てのラインを広く探ることができ、カレイとの接点がより大きくなるとのことです。
高強度PEラインが遠投スタイルにもたらすメリット
飛距離という点では、セッティングが決まったタックルを用いるという前提でいえば、軽いオモリよりも重いオモリの方が有利であるのは確かです。そのマイナス点をフォローするために矢野さんが用いているのが細号柄のPEラインです。
ナイロンであれば3〜5号、PEであれば1.5〜2号というのがカレイ釣りにおいては一般的ですが、ベテランが用いるのはPE1.2号です。ワンランク〜ツーランク細い号数を使うことで遠投性能を高めているのです。また、潮の抵抗を受けにくいぶん仕掛けをよりナチュラルに流せるなど、細号柄には多くのメリットがあるといいます。
ただし、細くなると当然のように強度に不安がつきまとうものです。その点についてはまったく懸念していないとのこと。というのも、使用しているYGKの『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』の強度に絶大な信頼を寄せているからです。
釣果アップをもたらす最強スペックを搭載した投げ釣り専用PEライン
『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』は投げ釣りラインでは珍しい8ブレイド(8本編み)のPEラインです。この8ブレイドは一般的な4ブレイド(4本編み)と何が違うのか? その特徴は以下の通りです。
8ブレイドの特徴
■密に編み込まれているため表面の平滑度が高い
・ガイドをはじめとした摩擦抵抗に強く、劣化(ケバ立ち)しにくい。
・空気抵抗が低減するため飛距離の向上が期待できる。
・糸鳴りが抑制されるぶん魚に警戒心を与えにくい。
■直線強力の向上
・4ブレイド(4本編み)と比べると1本の原糸あたりの力が分散されるため直線的な強力が高まる。
そのような特徴を持つ8ブレイドを採用した『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』は、高強度、高操作性に高い定評のあるULTRA2原糸を使用し、直進性や表面の平滑度が高まるYGK独自の製法であるWX工法によって組み上げられているぶん高強力・高耐久性が備わっています。また、HST工法によって耐磨耗性はさらに高められているうえ、感度向上に繋がるローストレッチ(低伸縮)も実現されています。
重量のあるオモリが生み出す速い初速によるガイドの抵抗は相当なものですが、対策が講じられた『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』なら不安がないことは動画をご覧の通り。1日使った程度であればケバ立ちはいっさい見られませんでした。
そして、胴長50㌢を超える大きなエイとの強引なやり取り、想定外といえるキビレ2匹+良型カレイ1匹という相当な重量に対してのやり取りでも切れない様子からは1.2号でも相当な強さがあることがうかがえます。
もともとナイロンラインのように吸水や紫外線による劣化度合いがごく小さいPEラインは長期間使えるという魅力がある中で、YGK独自の工法によって作り上げられた『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』はさらなる耐久性が期待できます。使用する釣り場のロケーションによってもちろん異なりますが、長い目で見るとナイロンラインよりもコストパフォーマンスの面で勝ると考えられます。
矢野さんによると、月に2〜3度の一般的な釣行ペースであれば1年半程度は問題なく使用できるとのこと(ケバ立ちが目立ち始めたり、力糸との結束時に切れるようなら交換)。その間、トラブルはほぼ皆無とのことですから信頼性とともに、コストパフォーマンスがいかに高いかをうかがい知ることができます。
「遠投を意識した場合、ラインを細くできるメリットはやっぱり大きいんよ。でも、単に細いだけではアカンな。信頼性は不可欠で、強さがあることは絶対条件やけん。それを踏まえたうえで飛距離の向上が図れるうえに高い耐久性がある『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』は遠投を主体とした僕の釣りにバッチリとハマッとんよ。これがないと釣果が落ちる可能性があるといっても過言でもないけんな!!」と語る矢野さんの熱意からは遠投スタイルにおける『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』の必要性とともに厚い信頼を感じることができました。
釣果アップをもたらす上バリシステム
動画での釣果の大半が上バリにヒットしたのはとても興味深い事実です。矢野さんが語るように、オモリの上にハリをセットすることで仕掛けが浮くような形(ラインに角度がつくため)となり、潮流を受けることでユラユラと揺れる様子がナチュラルなサソイとなってカレイの食いをうながす、というのが効果的であることの1つの理由だと考えられます。
これが1匹であれば偶然だろうという疑念も起こりそうですが、3匹のカレイと1匹のアイナメという本命すべてが上バリに掛かったという事実を踏まえると、有効であることは疑いようがありません。
ただし、矢野さんが注意点としてあげたように、キャスト時にオモリの負荷がかかる個所に結び目を作ることから、圧迫によってラインが切れる可能性があることは否めません。その対策となるのがラインに負荷がかからないように大きなスイングを心がけたキャスト方法です。切れる確率を大幅に減らせるその方法を意識したうえで実践すれば、上バリシステムの高い効果を実感できることでしょう。
カレイ狙いにおける遠投釣法に要注目!!
以上が矢野勝彦さんの遠投釣法の極意です。考え方はごくシンプルであり、難しさはいっさいありません。その要点を今一度まとめると…。
遠投釣法の要点のまとめ
魚が多く残っている可能性がある遠くのポイントを狙う
遠くを確実に狙えるようにシンプルな仕掛け構成とする
時合の把握とオートマチックなサソイを駆使できる軽量なオモリを駆使する
軽量なオモリを遠くのポイントへ確実に運べる高強度の細号PEラインを用いる
…という具合です。
大切にしているのは〝遠くへ飛ばすこと〟。これにはよりよい釣果を望むということの他に、投げ釣りならではといえる、フルキャストで仕掛けを遠くに飛ばすことで得られる爽快感をはじめとした高い満足度を存分に味わいたいというのも理由の1つにあるといいます。
「もちろん最初はイメージ通りに投げられんけど、『思い通りに遠くへ飛んだ』とか『今回はちょっと飛距離が落ちたから次はラインをリリースするタイミングをかえてみよう』っていう具合に上達の過程を毎投ごとに楽しめるのは投げ釣りならではやね。その部分も含めて楽しめると、もっとおもしろうなるわよ!!
そんな遠投のスタイルの1つの答えがこの釣果やけん。これからカレイを狙いたいと思っている方、釣果に伸び悩んでいる中級者の方には軽いオモリの遠投をサポートしてくれる強い細号PEを用いたフルキャストでのカレイ狙いにチャレンジしてみてほしいな!!」と、3匹のカレイの他、ポン級のアイナメや多数のキビレという説得力十分の釣果を手にして笑う矢野さん。
みなさんも『M・O・P・E(モーリー)投 WX8』のような、細号柄でも信頼度の高いPEラインを用いた遠投スタイルでの楽しいカレイ釣りをぜひ体感してみて下さい!!