エコジャークで大型青物を攻略!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

エコジャークで大型青物を攻略!!

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やはり釣れるときに釣れる場所に行くのが鉄則

海のルアー釣りの創成期はシーバスがかなりメジャーな存在でしたが、ショア&オフショアゲームともにまだまだ手探り状態。私も離島遠征時のサブタックルとしてとりあえず最もかたい(強い)シーバスロッドに、最も大きなスピニングリール、そして、漁具として使われていた、魚の形をしたメタルジグみたいなもの(重量は200㌘ほど)を近所の釣り具店で取り寄せてもらって持ち込みました。

これを現地の磯で投げてみたものの、ジグがあまりに重くてキャスト不可能(笑)。それならばと外国製の4㌉のメタルジグを投げたところ、巨魚がヒットしてリールのアームが吹っ飛んでしまいました。さらに、手持ちのミノーで最も大きなものをキャストしたらGTが食いついてきてルアーがバラバラに。当時の海のルアーはこんな感じでした。磯の大物釣り(餌釣り)にドップリとハマッていたころなのでルアーへのこだわりはそれほどありませんでした。そこから磯の大物を求めて八重山、沖縄、トカラ列島、小笠原諸島と遠征を繰り返し、なぜか1989年に磯の釣りを休止してオフショアのルアーフィシングへと移行していった記憶があります。

私の稼業が八百屋ということもあり、若いころから休みは週末限定。なかなか長期休暇も取れない自営業なので、その週末はほとんど釣行していました。嫁さんがよく愛想を尽かさずついてきてくれているものだと日々感謝の念に堪えません。仕事と趣味と家庭の両立、これが何といっても一番難しい問題です。

そのような環境下で自分のホームグランドが当然決まってくるわけで、私の場合は遠征で2泊3日の日程が上限。日帰り?釣行では翌日の仕事に間に合う範囲なら釣行するというのが長年の経験で得たスタイルになっています。

たとえば1日釣行で24時間使えるとしたら近場へ釣行するのもよいのですが、私が住む京都を起点に考えると能登半島、伊豆半島、四国、山口県・下関あたりまでが候補に入り、片道500㌔ぐらいなら日帰りで釣行します。経験値と釣れる時期、タイミングを照らし合わせ、ピンで狙い撃ちが永井流の釣行パターンでしょうか…。当然、近場の海域もベストなタイミングで釣行するとおもしろいので、その場合はより長く実釣時間を取れるようにスケジュールを調整します。

一般的に片道500㌔のフィールドへ日帰りで釣行するというパターンはあり得ないかもしれませんが、ワンボックスカーに4~5人が乗り込んで交代で運転し、現地で船をチャーターすれば1人で近場に釣行するよりも費用が安くつくことも多く、何より大物の可能性もグンと上がるという魅力があります。

とにかく時間効率のよい釣行を計画することがアングラーにとって休日を有意義に過ごす最善の方法ではないでしょうか。また遠征釣行においても、たとえば長崎県対馬の場合、往路は新幹線~フェリーと乗り継ぎ、現地で2日間釣りをして復路は飛行機~新幹線を利用すると2泊2日で上対馬へも釣行可能です。未だにこんな無謀なスケジュールで釣行しているのでいつまで体力が持つか心配ですが…。

自分の足で稼いだ釣行データは貴重な財産です。私は釣行のたびにタイドグラフに釣れた潮時やターゲット、サイズ、思ったことを書き記しています。

 

《参考タックル》ロッド=がまかつ・ラグゼJIG REVO specD S62L、S62ML、S62M、S62MH/リール=シマノ・ステラSW20000、SW10000、ダイワ・ソルティガ5000/ライン=サンライン・PEジガー8HG 3~5号/リーダー=サンライン・システムショックリーダーFC 40Lb、60Lb、80Lb/フック=がまかつ・ジギングフック貫(つらぬき)5/0/ジグ=ビート・ブースF160㌘、ブースF SL150㌘(ともにシルバー〈永井誠一カラー〉)、ブリス・アスナロⅢ180㌘(マグマブルー) ※フックのセッティングはバラで2本(単独でスプリットリングに結節)と、2本セットでスプリットリングに結節

(SWゲームフィッシングマガジン 2016年1月号より)

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