近郊の堤防回りも要注目・ライトなショアジギングで青物相手のパワーゲームにチャレンジしよう!!《後編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

近郊の堤防回りも要注目・ライトなショアジギングで青物相手のパワーゲームにチャレンジしよう!!《後編》

ライトショアジギング 入門1

手軽な近郊の釣り場でも青物のパワフルな引きが味わえるのもライトショアジギングの醍醐味。《後編》ではこの釣りにチャレンジするうえで用意しておきたいタックルと、具体的なアプローチ方法を紹介しよう!!

解説:広瀬達樹

有効なタックル

メインルアーとなる30~50㌘のジグにベストマッチなLSJ(ライトショアジギング)ロッドにPE1号ラインがベーシックなタックルとなる。リールは3000~3500番(ダイワの場合)がいいだろう。

もっと重いジグを多用する場合はそれなりにヘビーなロッドがよいが、それを30㌘のジグ主体のゲームで使うにはバランスがわるくて飛距離が伸びないし、アクションもつけにくい。ルアー、ライン、ロッドのバランスが非常に重要であることをよく考えてタックルを選びたい。

ラインにしても太過ぎると風や潮の抵抗が大きくて扱いづらいし、細過ぎるとキャスト切れや合わせ切れの心配がある。

ポッパーやダイビングペンシルといったジグに次いで出番の多いプラグ類は40㌘前後のものがよいだろう。他にはミノー、ブレードベイト、シンキングペンシルなども活躍する。また、メタルジグ並みに飛距離が稼げるメタルバイブの実績も高い。ジグよりもじっくりと魚に見せることができるプラグ類はスレた魚にも強いことを覚えておこう。

なお、ジグで釣るなら絶対に前述のタックルが有利だが、ミノーやメタルバイブ、ブレードベイトでのアプローチにはヒラスズキ用ロッドの方が扱いやすい。基本的にジャークなどせずにリーリングで誘うパターンの場合、バイト時にややティップが入った方がヒット率も上がってバラしにくいからだ。ヒラスズキロッドはバットパワーも十分なので型物の青物ともストレスなく渡り合えるだろう。

ライトショアジギング 入門2

ロッド&リール

シーバスロッドやエギングロッドを流用して楽しむのもいいが、使用ルアーのウェート幅やキャスティングなどの優位性を考慮するとライトショアジギング専用ロッドがベスト。私は高感度かつ持ち重り感が少ないタイプを使用している(メジャークラフト・クロスライドを使用。これから購入されるのであればエントリーモデルのソルパラもおすすめ)。リールは中型スピニングリールが標準となる。

なお、ジグ以外のルアー使用時は食い込みのよいヒラスズキロッド(KGエボリューション)が有利。すでにショアジギの経験があり、さらに好釣果を目指したい方はこちらもチェックしてほしい。

ライン&リーダー

飛距離を稼ぐためにラインはPE1号を使用。ラインの先にはリーダーとして1.5~2.2㍍ほどのナイロン6号をFGノットで結束する(※FGノットの解説はコチラ)。

ルアー

メインルアーのメタルジグは、ポイントの距離や潮流によって30~50㌘を使用。カラーはナチュラル系といえる青銀と、アピール系といえるピンク系があれば安心だ。

なお、メタルジグは前部にだけアシストフックをつけるのが基本だが、アタるのに乗らないことが多いときは後部にトレブルフックを装着する。フォール時に食ってくることが多いサバ狙いでは、あらかじめセットしておくのもよい。フックが別売りとなっているアイテムもあるので購入時は要チェック。

ライトショアジギング 入門3
私が愛用しているメジャークラフト・ジグパラシリーズ。

表層付近に気配があればトップウォータープラグ(水面に浮くタイプのルアー)のペンシルベイトとポッパーが有効。迫力あるバイトシーンを目視できるのもトップ系ルアーの大きな魅力だ。シンキングミノーは沈下するタイプのルアー。メタルバイブよりもスローなタダ巻きで十分なアクションを起こし、ローライト時や至近距離をていねいに攻めたいときに活躍する。

ブレードベイトとメタルバイブはタダ巻きでもアピール力が高く、タテの動きが中心となるジグに反応しない個体がアタることも多い。また、ナブラ撃ちのような表層狙いから底付近まで幅広いレンジに対応するため、ジグのリリーフとして優秀なアイテムだ。

その他のアイテム

不意の大型に備えてランディングネットを用意したい。操作に慣れているならギャフでもOK。また、取り込み後、安全にフックを外すためにフィッシュグリップ&ペンチを使用する。

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