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オオモンハタに癒されながら大型青物の動向をチェック!!|【ショア大型青物への道 vol.8】

大型青物 ポイント開拓1

私の場合、夏場は大型青物を捜す目的でよくライトショアジギングを楽しんでいます。ポイントの地形やベイトの動向を探るのが目的ですが、このパターンでは嬉しいお土産がヒットすることもあるので充実した時間を過ごすことができます…

Text & Photo 越智信清

大型カンパチの接岸を期待

雨の多い日々が続いていますが、みなさん元気にフィールドに立っておられますか?  私は初夏から真夏のターゲットであるカンパチを狙って週に1度は磯に立っています。

今回は前回の記事(【初夏~盛夏の磯はカンパチ狙いで決まり!!】)で取り上げた60㌢クラスのネイリ(カンパチの若魚)の群れが入っている地磯に狙いを定めて釣行しました。前回のようにベイトが豊富でネイリの群れが居座っていれば、70㌢オーバーの立派なカンパチも期待できるはず。そう考えてのアタックです。

経験上、この時期は私のホームグランドである愛媛南西部の地磯にカタクチイワシが大量接岸することが多くなります。そのため、前回よりもベイトが増えるとフィッシュイーターの群れも大きなサイズに入れ替わるという、理想的な展開が十分に考えられました。

ポイントの良否を判断

6月15日、この日は夜明けからポッパーをキャストして様子を伺うも、魚からの反応がありません。そこで深いレンジをチェックしようとシンキングペンシルにチェンジ。底まで沈めて引き上げてくると、宙層で食ってきました。上がってきたのはよく肥えたメジロ。これに気をよくしてカンパチを狙いましたが、以降は反応が途絶え、3時間ほど粘った末に納竿。前回よりも魚の気配が薄いことを気にしながら帰宅しました。

翌週の22日も同じ地磯にエントリー。前回の様子から考えると、状況は下降傾向にあるようです。そのため、この日の状況しだいでこの磯を見切るつもりで釣行しました。

さっそく朝イチからポッパーやシンキングペンシルで探りましたが反応がありません。そこで、ジギングに切り替えてボトムから宙層を中心に狙うとメジロがヒット。胃の中にはキビナゴが入っていました。

大型青物 ポイント開拓2
キャッチしたメジロの胃の中にはキビナゴが入っていましたが、釣況やベイトの接岸状況はイマイチ盛り上がりに欠けます。目当ての大型カンパチが接岸するにはモノ足りない状況でした。

その後もジグでのアプローチを続けましたが、残念ながら反応が得られず納竿。帰宅しながら6月9日以降の3度の釣りを振り返り、この磯を見切ることにしました。理由はより大きなカンパチが接岸してくる要素が感じられなかったから。具体的には以下の内容からこの磯を見切ることにしました。

●ネイリの群れがいなくなった。
●メジロのヒットポイントが徐々に遠く、深くなっていった。
●ベイトの量が減少していった。

以上のことから青物がこの磯にベイトを追い込むような状況ではないと判断しました。

経験上、今回のようなネイリやヤズの接岸から大型カンパチの回遊を期待する場合、ネイリやヤズによってベイトが磯に追い込まれ続けることが条件となります。その状況が続くことを前提に、さらなるベイトの接岸、潮、波などの変化がきっかけとなって大型の群れに入れ替わります。

それを期待した計3回の釣行は楽しかったのですが、やはり徐々に魚が離れる状況ではワクワク感がありませんでした。そんなわけで翌週からは大型青物の期待感が持てる「ワクワクする磯」を捜すことにしました。

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