南淡は落ちギスが依然好調!! 2019のキス釣り事情を再点検

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私のホームグランドである東播エリア、そして淡路島の2019年のキス釣り釣行をまとめてみました。南淡路では落ちギスが依然として好調ですよ!!

(カメラ/文 松尾幸浩)

東播&淡路島エリアの2019キス釣り事情

ホームグランドである東播エリアでは、私の大好きなキス釣りにちょっとした異変がありました。

連日続く猛暑によって海水温が上昇する8月中旬にはキスが深場へと避難して釣れなくなる「土用隠れ」というタイミングが例年ありますが、2019年は加古郡播磨町の播磨新島・赤灯波止で25〜27㌢の大型混じりで20㌢オーバが釣れ続く好況が見られました。その好況は10月末ごろまで続きましたが、11月に入るとキスの姿がパタリと消えてほとんど釣れなくなりました。例年、翌年の1月末まで釣れる好釣り場だけにキス釣りファンにとっては残念な結果となりました。

ジャンボ級連発の釣り場も!!

そんな中、キス釣りファンを喜ばせてくれたのが明石市の中八木海岸や江井ヶ島漁港です。特によい釣果が上がったのが江井ヶ島漁港です。広い港内にキスの群れが入り、チョイ投げで30〜50匹の釣果が続出。しかも、28~29㌢のジャンボ級が強烈なアタリを見せてくれるなど型もよいことから毎日通う人が見られるほどの大フィーバーとなりました。

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フィーバーが見られた江井ヶ島漁港です。

その釣況は釣友伝いに随時把握していましたが、私は盛期となったカレイ釣りに忙しくてなかなか行くチャンスがありませんでした。その中でようやく釣行できたのは12月8日の夕方の1時間ほどです。好ポイントの船上げのレール前に陣取るたくさんのキャスターが20㌢オーバーを次々にヒットさせる中、私も仲間入りさせてもらって6匹を釣ることができました。

淡路島の西浦側もキスが好調!!

翌日9日は、同じく大盛況が伝えられる淡路島の西浦側にある都志港へ釣友と釣行しました。

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車が横付けできるとあって大賑わいの都志港。
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足場のよい護岸からじっくりとキスを探れます。

早朝から厳しい冷え込みでキスの活性が低く、午前中はさっぱり。最近の釣況を常連に聞くと「7日の土曜日には良型が50匹ほど釣れたそうですが、8日からは食いが落ちましたよ」と厳しい返事が返ってきました。それでも午後からの潮がわりに釣友がキスの寄り場を見つけてくれたことで状況が一変。良型の3連や4連があるなどウハウハ状態へ突入。短時間の時合ながらも釣友は25㌢の大型もキャッチして落ちギス釣りを堪能。一方の私も28匹の釣果で楽しめました。

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時合には4連でヒット!!

最近の釣況では12月28日もまだ釣れ続いていますので、天候しだいという部分はあるもののしばらくは釣れると思います。

南淡路・福良周辺のキス釣りをクローズアップ

さて、12月27日には単独で淡路島へ渡りました。最初は落ちギス釣りで高い定評のある西浦の都志港を目指しましたが、夜半から続いた雨は上がったものの北西の季節風が猛烈に吹きだしたことから断念。全天候型といえる福良漁港へ向かいました。

現地に到着したのは午前7時ごろ。東の空が明るくなったタイミングで落ちギス釣りにおける実績が抜群の漁港西角に入りました。ところが、竿を出そうとした矢先に漁業関係者から「これから魚の荷揚げを行なうので釣りはできません」との指示を受けました。もちろん仕事の邪魔をしてはいけないので転進します(漁港内で釣る場合は十分に注意して下さい。あくまでも漁業作業が優先です)。

福良湾は、うず潮で有名な鳴門海峡からほど近い淡路島の南端にあり、さまざまな魚が釣れる波静かな入り江です。これから水温が下がる時期には地元はもとより京阪神からも多くのキス釣りファンが通う好釣り場です。

あらためて目をつけたのは湾内の最も西側にある護岸です。船上げのスロープがところどころにあるので、キャストにも困らず釣り座が取れる場所です。まずは民宿の前のスロープに釣り座を取ってタックルを準備します。

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護岸のスロープに目をつけました。

落ちギスシーズンは探り歩くスタイルがベスト

竿とリールはトーナメントプロキャスターAGS30号405とトーナメントサーフ45の名コンビを使用。その他、オモリにフロートシンカーG25号、道糸にUVFサーフセンサーNEO+Si1.5号200㍍、力糸にサーフセンサーハイパーテーパーちから糸1~6号、ハリにD-MAXシロギス投魂T-4の9号(3本バリ)という仕様で挑むことにします。

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今日は大潮で満潮が午前8時ごろです。満潮間近とあって潮位は高く、流れはほぼ止まっています。湾奥とあって波はありませんが、西から爆風が吹きつけるのでかなりの釣りづらさがあります。それでも以前よりも養殖筏の数が減っているぶん目前のポイントは広く開いているため、広範囲に探ることが可能です。

まずキスの寄り場を捜すために5色ほどキャストしてスローでサビきます。落ちギスは群れで移動するので、置き竿で狙うよりも竿1本とクーラーだけの軽装で探り歩く方が数を稼げるものです。

筏回りでは根掛かり対策が必須

湾奥とはいえ潮通しのよさは抜群です。また、水深が約10㍍もあるうえ、シモリや障害物が多いという具合に落ちギスが溜まりやすい環境が揃っているといえます。ただし、筏のロープが多方向に入っているため根掛かりは非常に多く、多点仕掛けよりも3本バリぐらいで釣るのが得策です。また、障害物から早く抜けるようにするためにフロートシンカーなどの浮き上がりが速いオモリを使用するのが有利です。

平坦な海底が続くポイントではキスのアタリがまったくありません。「あれ〜、おかしいなぁ〜?」と首を傾げながらもていねいにサビいていると、シモリがある3色付近でブルンッ、ブルルンッと心地よい本命のアタリがでました。「いた、いたよ〜!!」と、ワクワクしながらリーリングすると20㌢級の太いキスが姿を見せました。寒い時期とあって1匹釣れればホッとします。

次は筏回りにキャスト。すると、ブルンッ、ブルンッ、ブルルンッと連続してアタリがでました。追い食いさせるためにしばらく止めてからリーリングすると、ガチッという感触が伝わりました。最悪の根掛かりです。どうにかはずそうと強く引っ張ると、モトスから切れてせっかくのキスは消えてしまいました。残念ですが、この根掛かりを克服しなければ数は稼げません。

ちなみに、近くまでサビくとイソベラがよくアタるうえ、根掛かりも多発するので注意が必要です。

航路筋狙いで良型キスが連発!!

しばらく探るとキスのアタリが止まったことから次のスロープに移動します。そして、釣れそうな雰囲気がある沖合の航路筋を狙い、追い風に乗せて6色付近まで遠投。サビき始めるとブルンッという前アタリの後でグィ〜ッと竿先を引き込む大アタリがでました。「これはデカいよ〜」と慎重にリーリングすると、クンクンッと大ギス特有の締め込みが伝わります。やがて姿を見せたのは23㌢と19㌢のダブルです。

続いて20㌢級がダブルでヒット。水深のある航路筋はやはり型がよく、口もとが思わず緩みます。

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良型のダブルに顔がほころびます。

10時ごろになっても爆風はやむ気配がないうえ、風向きがころころとかわるのでキャストするのが本当に大変です。特に、筏回りの狭いポイントを狙う場合、大きく出た糸フケが筏に掛かるという最悪の事態が想定されます。

湾の奥に行くほどイソベラやフグにチャリコ・ダボハゼなどの他魚が多くなるうえ、範囲が広がるシモリによる根掛かりも多くなりました。スロープを狙うなら東から3つめまでが狙い目ということでしょう。

トリプルも達成!! これぞ落ちギスの醍醐味

早めの昼食を取ってからは最初に目をつけた漁港西角をのぞいてみます。すると、漁業作業が終わっており、養殖筏が1台になったうえにかなり沖合へ移動されています。そのぶん3人ぐらいなら並んで竿を出せそうなほどポイントが広くなっています。

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漁港西角のポイントです。
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4色ほどキャストしてスローでサビくと「待ってました〜」とばかりに本命からの心地よいシグナル。型は13~16㌢とやや不満ですが、これぞ落ちギス釣りの醍醐味といえるいきなりのトリプルに思わずニッコリ。

正面から西にかけての90度ぐらいはしっかりと探れるのでクーラーにはキスがどんどん溜まっていきます。このポイントを朝から狙っていたらもっと数を稼げたと思われますが、漁業作業が最優先だから仕方がありません。

15時前に納竿して釣れたキスを数えると13~23㌢までが16匹。西側の護岸では釣果の倍以上のアタリがありましたが、根掛かりのせいで取れませんでした。それは反省点です。とはいえ、猛烈な爆風が吹く寒さの中、アツい釣りが楽しめました。

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爆風という悪条件ながらも楽しい釣りとなりました。

福良港周辺は例年1月下旬までキス釣りが楽しめます。防寒対策を万全にしてチャレンジしてみて下さい。

タックルデータ

竿 DAIWA・トーナメントプロキャスターAGS30号405
リール DAIWA・トーナメントサーフ45
道糸 DAIWA・UVFサーフセンサーNEO+Si1.5号
力糸 DAIWA・サーフセンサー ハイパーテーパーちから糸+Si 1〜6号
オモリ DAIWA・TGフロートシンカーG25号
ハリ DAIWA・D-MAXシロギス徳用SSV投魂T-4 9号

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