根魚狙いが楽しい淡路島・洲本港への高速バス釣行のススメ
各種の魚影が濃い洲本港まで大阪駅や三宮駅から高速バスが出ているのをご存じですか? 実は、多くの方の場合、単独釣行なら自家用車よりもバス利用の方がお得なのです。ライトタックル1セットと小型ルアーを携え、冬でも好釣果が期待できる根魚狙いに出かけてみましょう!!
(文:井手良一)
淡路島・洲本港へは高速バスでの釣行がおすすめ!!
自家用車がないとアプローチできないと思われがちの淡路島ですが、バスターミナル(バス停・洲本バスセンター)からすぐの洲本港なら大阪や神戸などのから出る高速バスを利用することで釣行が可能です。単独釣行の場合、自家用車の高速代(大橋の通行料)やガソリン代を考えるとバスは交通費の削減になります。また、駐車スペースの有無を気にしなくてよいので思わぬ穴場を発見できることもあるといったメリットもあります。
12月中旬〜1月下旬の洲本港は釣りものが多彩です。特に狙いたいのがメバル・ガシラなどの根魚です。その他にもウキサビキ釣りでのアジ狙い、投げ釣りのカレイ、フカセ釣りでのグレ・コブダイ狙いなども楽しいですが、バスでの移動を考えると荷物をコンパクトにまとめられる根魚釣りがイチオシです。
高速バス釣行の予算&アクセスについて
大阪・梅田駅から出発した場合の交通費は4,040円です。その内訳は、阪神電鉄の梅田駅と三宮駅の往復運賃が640円、三宮と洲本バスターミナルの往復運賃が3,400円という具合です(大阪・梅田から洲本バスターミナルまでの直行バスもあり。こちらは往復4,300円ですが、便数が少ないのがやや難点です)。
この交通費に加え、昼食代500円、飲料代300円を加えても5,000円以内で釣行できます。
洲本港での高速バス釣行のタイムスケジュール
寒いのが苦手な方は、朝はゆっくりめに出発し、日中にのんびりと釣りを楽しんで早めに帰るパターンがおすすめです。
それに対して釣果優先ということなら夕方に現地入りして夜通しがんばるのもいいでしょう。その際は防寒対策を念入りにして下さい。
「夜通しはちょっとしんどい。でも、釣果もほしい…」という方は、18時ごろまで楽しんでから帰りのバスに乗り込むパターンもいいでしょう(三宮行きの最終は21時10分です。三宮から自宅までの交通事情と満席でないかを考慮したうえで最終便まで狙うのもよいでしょう)。
高速バス釣行のタックルセレクト
タックルは根魚用のライトルアー用を1セットだけ持って行きましょう。ラインはルアー用のフロロライン0.8号前後。あとは1〜3㌘のジグヘッドとソフトルアーを数種類、小型のメタルジグやスプーン、ミノーなどを用意しましょう。この他、根の荒いポイントを攻めるためにガン玉とメバル用のハリがあると便利です。
洲本港での根魚狙いのコツ
洲本港のほぼ全域が狙い目となります。
明るい時間帯は波止際を徹底的に探りましょう。まずはスプーンやメタルジグを波止際に沿ってフォールさせ、竿先でチョンチョンとアクションを加えて反射食いを誘います。これでメバルやガシラ、ムラソイ・アナハゼなどのヒットが期待できます。この釣りでは魚がルアーに飛びつく瞬間が見えるという楽しさがあります。
それで反応がなければスローな釣りに切りかえます。ジグヘッドにソフトルアーや虫餌をつけて狙いましょう。いずれもラインを張らずにゆっくりと落とし込むのがアタリを引き出すためのキモです。
そして、1個所で粘り過ぎず、アタリがなければこまめに移動するのが得策です。際狙いの釣りは潮位が高いときが特に有望となるので、潮時を事前に調べておくことも大事です。
暗くなると障害物回りなどに隠れていた根魚が動き出します。沖へ向かってルアーを投げ、底付近をリフト&フォールで広く探る釣りに切りかえましょう。20〜25㌢クラスのガシラをはじめ、12月なら同サイズのメバルも狙えます(メバル狙いは白灯波止がおすすめです)。
なお、釣行時には天候に注意しましょう。北〜西寄りの風が強い日は釣りにならないことが多いので、出発前には風予報を確認して下さい。
釣行メモ
トイレ | あり |
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最寄りの釣り具店 | まるは釣具・洲本店(0799-23-1075)。 |
その他 | 近くにコンビニやスーパーなどもあるので大変便利。 |