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チヌ・紀州釣りの悩みを解決!!|底が荒い場所の攻略法は?

QA紀州釣り 底が荒い2

Q:底が荒い場所の攻略法を教えて下さい

ダンゴの投入点が少しズレただけでタナがかわる複雑な釣り場(磯場に隣接する波止でチヌの魚影の濃さに定評があります)でトントンのタナで釣っているのですが、思うように釣果が上がりません。底が荒い場所の攻略法を教えて下さい。

A:付近にあるフラットな場所を狙いましょう

望まれている答を出したいという気持ちはありますが、チヌの魚影が濃くても底が荒い場所は紀州釣りに適しているとはいえません。根掛かりを前提とした条件下ではあまりに不利なハンデを背負っての勝負といわざるを得ず、チヌを釣るためのアプローチ法の組み立てができないといえます。

その場所に無理に執着するよりも近辺で底のフラットなところを捜す方が得策でしょう。それほど広い場所は必要ありません。5㍍四方ぐらいであっても自分のポイントが作れれば十分です。いいかえれば周囲がシモリなどの障害物で荒ければ荒いほど、そういった「穴」(荒地の中にあるピンポイントの砂地)は好条件になるのです。特に紀州釣りのように1点に集中してポイントを作る釣り方ではなおさらです。

QA紀州釣り 底が荒い1
磯場に隣接している釣り場で、底に砂地が見られる場所ならアプローチ可能です。むしろ、そうしたところは好ポイントとなります。

では、そういった状態での釣り方の注意点をいくつかあげておきましょう。

まずはタナの設定です。セオリー通りに餌取りとチヌのタナの間となるところにウキ下を設定します。これで根掛かるようならタナを上げなければなりませんし、刺し餌が潮流に流されて根掛かりゾーンに入るなら打ち返さなければなりません。周囲の底が荒い場所や、シモリが多い場所では根掛かりを極端に嫌う釣り方をしなければなりません。いくら魚影が濃くても、根掛かりで残った仕掛けやハリスが周囲にあればチヌは警戒して食ってこないと考えられるからです。

そして、チヌを掛けてからは底を切ることをとにかく意識しましょう。いくら乗っ込み期の動きが鈍いチヌでもシモリに逃げようとするので注意が必要です。

(解説:岩崎孝信)

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