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連発の期待度No.1!! メバルのエビ撒き釣りガイダンス

メバル エビ撒き釣り6

メバルを釣るまでのプロセスが奥深いのはもちろん、ハマれば爆釣の期待度が高いエビ撒き釣りにも要注目。メバルが産卵を終えるころにぜひチャレンジしてみて下さい!!

(文:葛城修平)

「シラサエビをひとつまみ投げて仕掛けを入れる。ウキのあたりに数匹のシラサをまた投げる。仕掛けがなじむと、そのまま電気ウキが沈んでいく。魚を取り込んだらすぐにエビを撒き、刺し餌をつけて投入したらまたアタリ…♡」といった好循環で根魚(特にメバル)が釣れるのがエビ撒き釣りです。ガシラやアイナメも釣れますが、数を望むなら群れで行動するメバルをメインターゲットとするのがよいでしょう。早春に根魚の手応えを楽しむなら絶対にはずせないパターンなのでぜひマスターして下さい。

メバルのエビ撒き釣りの狙い目は?

エビ撒き釣りをするポイントの目安は、シモリやテトラ、岩の穴といった根魚が隠れる場所があり、足もと近くにエビブクやバッカンなどを置けるスペースがあることです。

メバル エビ撒き釣り8
メバル エビ撒き釣り9

潮は動かないよりは動く方がいいですが、流れっぱなしでもいけません。流れが滞留する場所、すなわち餌が溜まる場所があるポイントに目をつけるのが重要です。

また、冬から春先にかけては常夜灯などの明かりが海面を照らしている場所も狙い目となります。

メバル エビ撒き釣り4
春先までは常夜灯の光回りも狙い目になります。

メバルのエビ撒き釣りの釣り方は?

基本的の釣り方

まずは多め(ひと握りぐらい)の撒き餌をポイントの潮かみに打ちます。そして、できるだけ音を立てないように、撒き餌を打ったポイントへウキ下を1ヒロ強取った仕掛けをそっと入れます。流れる仕掛けに合わせて腕一杯ほど竿でついていき、アタリがなければ回収します。

以降はひとつまみ(5匹ほど)のエビを撒き、やや潮しもへ仕掛けを投入して反応を探ります。それを繰り返していると、撒き餌を始めて5流しめぐらいで反応がでるはずです。もし30分やってもアタリがなければポイントを移動しましょう。

なお、反応がない30分の間には、①足もとから少し沖までの広いラインを流す、②1〜2ヒロ半ぐらいのタナを探る、③潮かみにも仕掛けを入れてみる、ということを試してみましょう。

撒き餌の方法と魚の居場所について

エビの中でもブツエビは深く潜るので撒き餌としてよいといわれています。そうした餌の使いわけも有効ですが、水深のある場所では底撒き器を使うと効率よく魚を集められます。

メバル エビ撒き釣り2
底撒き器を用意しましょう。
メバル エビ撒き釣り3
生きエビはシラサエビ、ブツエビのどちらでも構いません。

メバルが釣れるポイントは、撒き餌の周囲1㍍ぐらいです。アミエビや沖アミだと潮しもに流れるだけですが、生きたエビは泳いで移動します。流れが緩いと潮かみに泳ぐヤツもいます。そのため、魚が集まりやすいスポットを見つけるのが好釣果を上げる秘訣だといえます。撒き餌を打ったポイントの周囲を広く探り、直径1㍍程度のホットスポットを見つけることができれば大漁の期待度はかなり高まります。

なお、1度の時合(2〜3時間)に使うシラサエビは4〜5杯(2,000〜2,500円)程度です。そして、特に狙い目となる時間帯は、満潮と朝夕のまづめどきが重なるときです。

ポジショニングについて

釣り座を決めたらまずは身辺の整理をしましょう。エビブクは立ち位置の前に置きたいところですが、横に置きましょう。前に置くと、餌を交換するときにヘッドライトの光がポイントに落ちるからです。魚は動かない常夜灯のような明かりには寄りますが、ヘッドライトのような動く光には警戒心を持って逃げてしまうので注意が必要です。

メバル エビ撒き釣り1
これは虫餌の流し釣りの場面ですが、エビ撒き釣りでも同じように釣果を一時的にキープするバッカンを足もとに置くことで手返しアップをはかっています。エビブクと同様にヘッドライトの明かりが海面に落ちない場所へ置きましょう。

次に、同じく足もとに置いたバッカンに海水を浅く張ります(横になった魚の片側のエラブタが水面に出るぐらいの深さが理想)。釣れた魚をいったん放り込んでおき、数が多くなってきたらクーラーなどに移しかえればその都度絞める手間がはぶけて効率よく手返しできます。また、魚が掛かったらバッカンの上でハリスをつかむことで、空中でハリがはずれても魚がバッカンに入るため悔しい思いをしなくてすみます。

メバルのエビ撒き釣りで数釣りを達成するコツ

メバルが掛かったら遊ばせず、素早く浮かせましょう。これが時合を長続きさせるコツです。というのも、やり取りの最中に下へと潜る動きは他のメバルに対する危険信号となり、群れが姿を消すことに繋がるからです。それとは逆に、海面へ向かって上昇する動きは餌を取りに行くと思うのか、他の魚も争うように浮上することが多いです。

メバル エビ撒き釣り5
掛けてから取り込むまでを素早くすることで数釣りの期待度が高まります。

そして、流れている仕掛けを数秒間止めて刺し餌を浮かせたり、落としたりしてサソイをかけるといった操作も有効です。ただし、ときには自然に流す方が釣れることもあるので、反応が薄いときはいろいろと試してみましょう。

この他、撒き餌を1個所にきかせて狙うのが基本ですが「数匹のシラサエビを撒いて10分ほど釣ったら少し移動する」という具合に活性の高いメバルだけを拾っていく作戦も有効です。足もとに十分注意しながら探り歩きましょう。

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