家族・子供と釣りに行こう!! タコ釣りプランガイド【南芦屋浜〈兵庫県〉】
サビキ釣りをしながらのんびり遊びましょう♪
〈兵庫県〉南芦屋浜
家族釣行にぴったりといえる、足場のよさをはじめとした安全性にすぐれた南芦屋浜でもタコが狙えます。よりよい釣果を求めるならタコジグやタコテンヤの上に豚の脂身をつけるのがおすすめ。それだけで好反応が得られます。唐揚げサイズのアジも回ってくる時期なのでサビキも用意し、のんびりと遊びましょう!!
(文:石原麻鈴)
南芦屋浜のタコ釣りの概要
阪神高速・南芦屋浜出口や西宮浜出口に近くてアクセスは良好です。各所に駐車場やトイレがあり、釣り場は手すりつきの安全なベランダ護岸なので小さな子供や女性連れでも安心して楽しめます。
そんな南芦屋浜ではアジやママカリ(サッパ)をサビキで釣りつつ、合間にタコジグやタコテンヤでタコを釣るのがおすすめ。初期は手のひらサイズの小ダコが多いですが、数が期待できますよ。潮の流れがわるいとき(干満の潮止まり時)以外は期待度満点なので、潮が動くタイミングを焦らずにのんびりと待ちましょう。
基本はパターンは際狙いと沖狙い。ひと呼吸の間が重要!!
●波止際狙い…波止際にタコジグを落とし、竿先を小刻みに動かしてジグをユラユラと揺らしながら底まで沈めます。着底後は同様のサソイを入れながら巻き上げます。
●チョイ投げ…波止際狙いと同じタックルに、ハリが上を向いていて根掛かりにくい舟型のテンヤをセットします。それを沖へ投げて底まで沈め、リールをゆっくり巻いて底をズルズルと引きます。ときおり竿をチョンチョンと動かしてテンヤを跳ね上げるサソイを入れるのも効果的です。
際、沖狙いのいずれの場合も「止め」の動作をたまに入れることが肝心です。ジグを動かし続けているとタコの重みが乗っても気がつきにくいからです。サソイの合間に「ひと呼吸の間」を必ず入れましょう。
タコが掛かるとグッと重みが伝わります。それを感じたら、波止際狙いなら竿をすかさず沖へ突き出すようにして合わせてから一気にリールを巻く、沖狙いなら大きく合わせて浮かせたのちに一気にリールを巻きます。へばりつかれると取れないため、波止際や底から一気に引き離すことが取り込むコツとなります。
タコのシメ方&おすすめ調理
タコは脱走の達人です。釣れたタコを入れておくネットは必ず用意しましょう(釣り具店でタコ専用網が販売されています。店頭にならぶタマネギが入っているネットでもOK)。網の口を締め忘れると隙間から逃げられるので管理は厳重にして下さい。
そのネットに入れたタコを海中で生かしておき、帰り際にまとめてシメると効率的です。シメめるときは、タコの頭部(胴体)をクルリと返して内臓を取り出す方法を取るのが簡単です。内臓を取った後は海水できれいに洗いましょう。
持ち帰ったらすぐにいただいてもいいですが、いったん冷凍するのもおすすめです。凍らせることでヌメリが取れやすくなるうえ、身がやわらかくなるためいっそうおいしくいただけます。
私のお気に入りレシピは、ほうじ茶で茹でたタコを薄切りにし、オリーブオイルと柚子コショウでいただくという簡単ものです。また、酒、醤油、ショウガを合わせた調味料に10分ほど漬け込んで下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げる唐揚げもおすすめです。
インフォメーション
最寄りの 餌店 |
フィッシングマックス・芦屋店(0797・34・4848)。 |
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アクセス | ■大阪方面からの場合…阪神高速湾岸線・西宮浜出口をおりて県道573を直進。橋を渡ったのち、高架を上がらずに側道を走って突き当たりを左折。 ■神戸方面からの場合…南芦屋浜出口をおりたのち、高架を上らずに側道を走って突き当たりを右折。 |
【編集部注】
マダコは各地の沿岸部の大半で漁業権が設定されています。そのエリア内において、狙って取るとアワビやイセエビなどと同様に処罰の対象となるので注意して下さい(漁協ごとに対応が異なることもあります)。したがって、タコを狙う場合は大阪湾の神戸港〜泉佐野以北のように漁業権が設定されていないエリアで楽しんで下さい。
なお、漁業権が及ぶエリアは以下にある各府県のページをご確認下さい。
家族・子供と釣りに行こう!! タコ釣りプランガイド【大阪南港・魚つり園護岸〈大阪府〉】